相手があっての技術 〜イニエスタ〜

アンドレス・イニエスタの凄さ

イニエスタは、ゴール数もアシスト数も目立つわけではなく、ましてやスピードやパワー、高さで相手を凌駕しているわけでもない。それでも、メッシ、ネイマール、多くの選手たちが、イニエスタについて語っている圧倒的凄さ・・・

 

ジェラール・ピケ

僕はトレーニングで、ありとあらゆる手を使ってボールを奪おうとする。後ろから忍び寄ったり、隠れてから脅かしたり。でもあの野郎にはいつも逃げられる

 

どういうわけだか、いつも見つかってしまうんだ。まだ奪えたことはないと思うね。

 

ハビエル・マスチェラーノ

僕は、ボールを相手から遠ざけてキープすることはできるけど、アンドレスは加速して相手を置き去りにできる。アンドレスは相手に催眠術をかけ、足元のボールで自分のペースに引き込む。そして相手が引きつけられると、突然、視界から消えてしまうんだ。DFとしては対処が難しい。

 

速くないように見えて速い。

 

もろいように見えるが強い。

 

アンドレスは足にボールを吸い付けているんだね。ボールとの間が10センチ以上開くことはないから、ボールは逃げない。レオみたいだ。まるでボールが体の一部で、くっついているようなんだよ

 

リオネル・メッシ

子どものころに、通りでサッカーをやっていると、あとになってすごく役立つことが身につくものなんだ。自分より大きなプレーヤーとの対戦に慣れるし、そのために自分のプレーを変える必要もない。アンドレスも僕もそこがすごく似ていて、2人とも相手をよけるために体をよく使う。

 

でも、彼はいつでも僕を驚かす部分を持っている。「彼に追いつける、ボールを奪えるぞ」と思う場面でも、できないんだ。取りたてて足が速いわけじゃないけれど、必ず逃げられるテクニックを持っているからだ。

 

ピッチでは近くでプレーしてもらいたいね。特に、状況がどんどん不利になっているとき、僕らが苦戦しているときは彼に言う。

 

「もっと寄れ、そばに来てくれ」

 

ネイマール

ボールがイニエスタの足元に届くと、僕はほっとする。あの感覚、あの安心感は、みんな同じだと思うよ。彼が途方に暮れたりプレッシャーにさらされたりしているのは、見たことがないよね。試合が苦しい展開になったとき、僕は彼に言うんだ。

 

「アンドレス、もうちょっとこっちへ来てくれ」って。

 

彼のプレーは簡単そうに見える。あのドリブルは、まるでスローモーションでやっているようだ。

 

ゆっくりに見えて、実は速い。
速いけれどゆっくり・・・

 

意味がわかるかな?
スローモーションのサッカーなんだけど、でも速い。

 

それがアンドレスさ。

 

ペップ・グアルディオラ

徐々に私の目を開かせたのは、センターバックに攻撃を仕掛けることの重要性だったんだ。誰もやらないことだが、見ればわかる。

 

センターバックが最終ラインを崩すと、全てが開ける。守備全体の組織が崩壊し、それまでなかったスペースが開けるんだ。大切なのは、最終ラインを突破し、裏のスペースに抜けることだ。こじ開けて決める。

 

今日ではドリブルの能力がすべてだ。セカンドストライカーやインサイドハーフがドリブルできることの大切さに気づかせてくれたのは、アンドレスだった。彼がドリブルしてボールを運び相手に仕掛ければ、流れはよくなる。時間が経つにつれ、それがわかったんだ。

 

ミカエル・ラウドロップ

アンドレスのプレーは、クライフがサッカーは頭脳でプレーするものだと言っていたのを思い出させるね。

 

度胸がある選手やよく走る選手も必要だが、試合で最後まで活躍できるのは、考える選手なんだ。体格は重要だが、タッチほどではない。

 

40年前だったら、イニエスタ、メッシ、グアルディオラ、アモール、ミジャは、体格のせいで出場が難しかっただろうが、今は違う。監督たちはこう言う。

 

「40回ボールを奪える選手でも、41回奪われていたら意味はない。」

 

(Andres Iniesta LIFE より抜粋)

 

 


関連記事

 


お問い合わせ

ドリブルスクールの予定・お申し込み、チームへの体験希望はコチラから

興味のある方は、代表白井までお気軽にお電話下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です