▼ 岩谷ドリームプロジェクト × FOOT UNION JAPAN (U-11) を終えて

2日間にわたり我々サルヴァU-11はFOOT UNION JAPAN主催の岩谷ドリームプロジェクトというフェスティバルに参加しました。

初日から様々なテーマや課題に挑戦し、トライ&エラーを繰り返す中で手応えを掴んでいった選手たちは、試合を重ねるごとにたくさんの成長した姿を見せてくれました。

また、二日間を通してFUJスペシャルアドバイザーである岩谷氏に試合を見ていただき、サルヴァや我々指導者への貴重なアドバイスもいただくことができましたので、また明日からの指導に活かして選手たちが更に”魅力的”になれるよう共に歩んでいきたいと思います。

 

▼ 今回、岩谷氏が指導をしているFCファミリアU-11の試合を観戦して…

今回岩谷氏は参加チームに対するアドバイスだけでなく、月に1回のペースで指導しているFCファミリアU-11( FUJ代表北口氏のチーム)の選手たちも連れて今大会に参加していました。

サルヴァの選手はもちろん、サルヴァの保護者の方々も今回はファミリアの試合も同時に観戦していただき、我々が日頃から口うるさく選手たちに伝えている、

「魅力的なサッカーを目指し、この先の可能性を大きく感じさせる”魅力的な選手”を育てる」

というビジョンが一体どのようなものなのか、実際に生で見ていただいた保護者の方には少しはお分かりいただけたかと思います。

多くのチームが選手も指導者も勝つことだけに囚われて試合を行い、目の前のプレーの一つひとつに指示を出してひたすらサイドコーチングを行い、ゴールを決めれば大きな声で選手を褒め、ミスをすれば「なぜそうなったのか？」の解説もせずにミスを責める。それでもチームが勝利することが1番の目的であり、とりあえず勝てば結果オーライ。

それに比べてファミリアの選手たちが繰り広げる魅力的なプレーの数々、何を考えているのか予測もできない発想のプレーの連続、ベンチでの岩谷氏が振舞う様子はいかがでしたか？

我々は幸運にもすべての試合のファミリアベンチに付いて学ぶことを許可されていたため、目の前で起こるプレーに対しての岩谷氏の見解、そして選手の起用方法から選手へのコーチングに至るまで、その裏側を見せてもらったことで、改めてすべてにおいての意図、そして緻密さに脱帽でした。

普通であれば心のどこかで勝敗のことが気がかりになるような場面でも岩谷氏は選手が成長するための采配や起用方法を迷いなく実行し、多くのチームがその試合の勝利を目指す為だけに采配を振るうのとは対照的に、岩谷氏は勝利させることだけではなく、彼らの将来の可能性と今彼らを上手くさせることの両方を常に求めて指導を行う姿に、育成年代の指導者とは選手にとってどういう存在であるべきかということを強く教えていただきました。

試合をご覧になった方々は、決して試合の勝敗だけでは量ることのできないサッカーの”美しさや鮮やかさ”を見せてくれていたという点においては少しはお分かりいただけたのではないでしょうか。

さらに付け加えていうと、ファミリアの選手はすべての試合でテーマや制限をつけて試合を行っており、決して勝つ為にこうしなさいといった決めつけた指示は一つもありせんでした。

そのような背景の中で、仮に彼らがもしも試合に負けるようなことがあったとしても、

「では、その先の中学生年代を想像したときには一体どちらのチームがすごくなっていそうなのか？さらにそれが高校生になるとどうか？将来どちらのチームからプロが生まれたり魅力的な選手(人)が育ちそうか？」

もちろんそこに確実な答えは存在しないと思います。

ただ少なくとも言えることは、岩谷氏がセゾンで指導を行なっていた時代、滋賀県の小さな地域の中からセレクションも行わずに集まってきた子どもたちの中から乾貴士選手をはじめ毎年のように10名以上のプロサッカー選手が育っているということ、

そして今回のファミリアの選手たちに関しては、たった月に一回のペースの指導であれほどまでに小学生のサッカーでも魅力的にプレーさせることのできる、圧倒的な指導力と唯一無二の哲学を持つ岩谷篤人という人物から、

毎回多くのことを学び続ける次世代を担う指導者たちが、小中高と連携を行い、魅力的なチームを目指し、魅力的な選手を育て、将来世界で活躍するプロサッカー選手、

そして何よりも多くの人々に影響力を与えることのできる魅力的な人を育てるということを本気で目指しているFOOT UNION JAPANという組織に我々サルヴァも加盟しています。

ですから、小学校6年間で将来魅力的な選手になるために必要なベースを身につけ育てる為には、決して公式戦の結果や周りの大人の評価、一時的な感情で振り回されることなく、焦らず時間をかけて大切に子どもたちを育て、

大阪セゾンをはじめとしたFOOT UNION JAPANに加盟する中学年代、高校年代へと育成のバトンを繋げ、より多くの魅力的な選手が育つ環境を我々指導者が子どもたちの為にこれから先も創り上げていきたいと考えています。

最後に懇親会で岩谷氏からいただいた言葉の中から私自身が最も印象に残った言葉を…

『指導者が光っちゃダメ、光らせるのは選手やろ。』

今大会の二日間と懇親会を通して本当にたくさんのことを教えていただいた岩谷氏に心より感謝申し上げます。

サルヴァ ジ ソウザ
代表　白井 洸

 

▼ 岩谷篤人氏についてもっと知りたい方へ

” 魅力的な指導者・選手を育成することを追求し、より魅力あるサッカー文化を日本全国に根付かせる ”

▼ 3/2(月)岩谷蹴球勉強会 開催！！

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