▼ 頭と心のスイッチは、自分で入れる

子どものスイッチを押してあげるのではなく、ここぞというときに、自分でスイッチを押せるように育成していく。

大人のコントロールでスイッチを入れるのではなく、この子はどうやったら、

『自分で頭と心のスイッチを押せるようになるのか?』

いつも子ども達を観察しながら考える。

ピンチのときに、

指導者や親にスイッチを入れてもらえなければ動けないのか?

今すべきことを考えて、自分で頭と心のスイッチを入れられるのか?

行動は同じに見えても、積み重ねるものは違ってくる。

その時に結果がでなくても、確実に頭と心に積み重ねる。

 


▼ ピンチのときに、スイッチが入れられるのか

1年生5人が幼稚園8人を率いて、U-7大会優勝しました。

何も言わなくても、試合会場では、サッカーを遊び始め、試合前には勝手に集合してくれます。

1年生は、2年生の試合に行くと助けられることが多いため、逆に幼稚園を率いてのときは、自分達が幼稚園を助けようと行動してくれます。

でも、ピンチになったときにどうなのか?

最終試合前に一言

「勝てば優勝。同点なら相手が優勝。ピンチのときに仲間を助けられるのか?見守っているから。」

案の定、3-1リードから3-4と逆転され、試される面白い展開。前までなら、互いにミスを責めて思考停止・・・

でも今回は違うようで攻めて攻めて、4-4と同点に追いつくも、相手も強く、再び4-5。

一瞬、「もう!」「何でやねん!」失意の声が彼らから聞こえる。残り3分・・・

「ここで自分達で、スイッチを入れられるのか?」何も言わずに見守る。

「時間がない行くぞ!」一人が自分でスイッチを入れると、全員「行くぞ!」とスイッチを入れる。

最後まであきらめずに攻めて、6-5で勝利。

 

最後の逆転は出来すぎでも、自分でスイッチ入れられるように育ってくれていることに意味がある。

大会を開催して頂いたチームの皆様、対戦チームの皆様、有難うございました。