▼ 岩谷篤人氏との指導者ディスカッション
FOOT UNION JAPANに加盟していることにより、岩谷篤人氏と定期的に指導について、様々な話をする機会があることは本当に有難いです。
この日も、観察眼、思考力、伝え方・・・etc
全てが考えさせられることばかりで、自分の至らない思考を見直す・・・
様々なテーマのベースにあるのは、「日本には日本の子に合った育成方法がある。そこを目の前の子どもたちを観て、本気で考えろ。」ということです。
社会背景の違う中で育っている日本の子どもたちに、スペインの育成方法で指導しても、スペインにはならない。ブラジルの育成方法でも、ブラジルにはならない。
世界一従順な子どもたちを教育している学校と家庭が日本であり、それは野球のようなセオリーゲームに適した人材を育てています。逆に、世界で野球が普及していないのは、セオリーゲームの面白さに気づくほど従順に育っていないため、サッカーのような自由なスポーツに適していると言えます。
つまり日本は、「世界で一番、サッカーの本質を教えることが難しい国」であり、そこには世界の育成方法をありがたるのではなく、日本の子どもたちを理解して、日本の子どもたちが発想していく指導方法が必要だということ。戦術的要素を理解した上で、別のアプローチによって、そうなっていくように指導していく・・・。
指導者に、○○が足りない。
技術があるとか、足が速いとか、身体が強いとか・・・そんなところではなく、もっと○○のあるように、成長させてあげたい。
もっと深く考えて、子どもたちにアプローチしていこうと、改めて思える時間でした。
プロサッカーコーチ
岩谷 篤人
セゾンフットボールクラブ代表/総監督
育成年代の選手指導に関して「試合に勝つこと」「選手を育成すること」「観る者を魅了するフットボールをすること」のすべてができるスペシャルワンな指導者である。
最大の魅力はその人間性とオーラ。
教育者とも経営者とも当てはまらないリーダー像と独特の雰囲気は周りを惹き付け、彼に影響を受けて憧れる人々は、選手・指導者を問わず後を絶たない。その指導方法は、誰の模倣でもない完全オリジナルスタイルで、以前は自身が選手と一緒にプレーし、誰よりもうまい選手として見本を見せてきた。「湖国の天才軍師」とも形容される。
当時、仕事を持ちながら、ボランティアとして少年団を指導していたが「将来、監督みたいになりたい。」という多くの子どもたちの卒業文集の言葉に心を動かされる。その子どもたちの夢を壊さないために、Jリーグも発足していない時代で、サラリーマンを辞めて、プロサッカーコーチとして生きることを決意、1984年に滋賀県でセゾンフットボールクラブを設立。
以来、30年間、日本がフットボールにおいて世界の舞台で戦えるようになるには、どのような選手を育成し、どのような指導をしていかなければならないか、そして子どもたちの持つ夢や希望をいかに壊さずに育てていくかというテーマに取り組んできた。
2004年から10年間、滋賀県立野洲高等学校のコーチも務め、2006年1月に開催された第84回全国高校サッカー選手権大会の優勝に貢献。
これまでに輩出したプロサッカー選手は
乾 貴士(日本代表 SDエイバル )
楠神 順平(清水エスパルス)
望月 嶺臣(京都サンガFC)ら11名を越える。
近年は滋賀のみならず、大阪・岡山・愛知・東京と各地にセゾンフットボールクラブを設立、活躍の場を全国へ広げている。
FOOT UNION JAPAN
FOOT UNION JAPANでは、本物の指導を学び、魅力的なサッカーを創り上げたい指導者たちが加盟しています。
会員の方は、岩谷篤人氏の指導動画を自由に閲覧することで指導を学び、また岩谷氏と指導について話合う中で、様々なことを学びあっています。
岩谷篤人氏の指導動画
FOOT UNION JAPAN 公式HP
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