▼ 岩谷篤人氏の指導現場(ICL)

今まで岩谷さんと様々な話をさせていただくと、その視点にいつも驚かされてばかりいましたが、今回岩谷さんが指導している現場を間近でみることができました。

ICL (IWATANI COACHING LIVE)
指導チーム:ASL吹田FC(ジュニアユース)

同じ現場で、同じことを、同じように観ているのに、全く違うことが見えている・・・見えているものが違うから選手への伝え方も違う。

ズレたボタンを見て、見えたボタンのズレを直すのではなく、全く違うことを指導している間に全てのボタンが直っているような・・・そして、選手もあとでボタンが直っていることに気づく・・・。以前に聞いていた話では、セゾンで指導を受けていた選手が

「監督(岩谷氏)の話を聞いていると、いつの間にか他のことが上手くなっている。何でかわからんけど・・・」

ある指導者は

「指導したことと一緒に、いつの間にか別のことがよくなっている。」

そして、岩谷さん曰く

「ほんまに上手くさせたいことを、選手に気づかれないように上手くさせるんや。」

3年前に岩谷さんの指導現場を見たときには、こちらがその奥深さを理解できていないかったようです。こちらの求めるもの、見え方が少しづつ変わり、今まで聞いていた『??の話』が、指導現場に同行させてもらって、何か少しイメージできたような。

サルヴァスタッフ一同、非常に貴重な機会になりました。今後のチームの指導に活かしていきたいです。ありがとうございました。


プロサッカーコーチ
岩谷 篤人(セゾンフットボールクラブ代表/総監督)

育成年代の選手指導に関して「試合に勝つこと」「選手を育成すること」「観る者を魅了するフットボールをすること」のすべてができるスペシャルワンな指導者である。

最大の魅力はその人間性とオーラ。

教育者とも経営者とも当てはまらないリーダー像と独特の雰囲気は周りを惹き付け、彼に影響を受けて憧れる人々は、選手・指導者を問わず後を絶たない。その指導方法は、誰の模倣でもない完全オリジナルスタイルで、以前は自身が選手と一緒にプレーし、誰よりもうまい選手として見本を見せてきた。「湖国の天才軍師」とも形容される。

当時、仕事を持ちながら、ボランティアとして少年団を指導していたが「将来、監督みたいになりたい。」という多くの子どもたちの卒業文集の言葉に心を動かされる。その子どもたちの夢を壊さないために、Jリーグも発足していない時代で、サラリーマンを辞めて、プロサッカーコーチとして生きることを決意、1984年に滋賀県でセゾンフットボールクラブを設立。

以来、30年間、日本がフットボールにおいて世界の舞台で戦えるようになるには、どのような選手を育成し、どのような指導をしていかなければならないか、そして子どもたちの持つ夢や希望をいかに壊さずに育てていくかというテーマに取り組んできた。

2004年から10年間、滋賀県立野洲高等学校のコーチも務め、2006年1月に開催された第84回全国高校サッカー選手権大会の優勝に貢献。

これまでに輩出したプロサッカー選手は

乾 貴士(日本代表 SDエイバル )

楠神 順平(清水エスパルス)

望月 嶺臣(京都サンガFC)ら11名を越える。

近年は滋賀のみならず、大阪・岡山・愛知・東京と各地にセゾンフットボールクラブを設立、活躍の場を全国へ広げている。


主催:FOOT UNION JAPANとは?

美しく魅力的なサッカーを、共に追求しましょう!

FOOT UNION JAPANは、サッカーにおける勝敗はもちろん、センス、駆け引き、技術を高め、観る人を虜にする魅力的なサッカーを追求し、普及させるために立ち上げた団体です。

岩谷篤人氏(セゾンFC総監督)を中心に、ブレることのない『本物の指導』を全国の指導者が共有し、刺激し合い、新たな化学反応を起こすことで、より魅力的なサッカーが日本全国に広がっていくことを願っています。

3年かかることを1年で、5年かかることを3年で、10年かかることを5年で気付けるかもしれない。魅力ある日本のサッカー指導者、選手を目指す人のためのFOOT UNION JAPAN です。

まずは「まだ自分には見えていない世界がある」という事に指導者自身が気付き、認める事からではないでしょうか。

「謙虚さ」は力をくれます。

共に学ぶ全国の仲間を新年度も大募集中です。