▼ ドリブルが巧い選手は?
メッシ、ネイマール、イニエスタ・・・etc
しかし、誰も同じドリブルではない。タッチもリズムもスピードも違う。それでも全世界の人が巧いという。誰のドリブルが正解なんてものはない。あるのは相手にとって効果的なドリブルをしているかどうか。
サッカーにおいて相手が存在して、相手には守ろうとするものがある。相手が守ろうとするものを崩すドリブル。相手にとって嫌なことをできるかどうか。それは相手にとって怖いドリブル。初めはタッチなんて何だっていい。「相手の脳を上回る楽しさ」を感じればいい。サッカーを始めた子どもに、
● タッチを練習させてから、相手のことを考えさせるのか?
● 「相手の脳を上回る楽しさ」を癖にしてから、タッチを練習するのか?
同じにみえて、2つは全く違う。最初のボタンを掛け間違えると、その後のボタンはズレてしまう。頑張ってボタンをつけ続けていると整っているように見えるが、後で根本的なところにズレがあることに気づく。ズレたボタン(癖)に気づいたら・・・根本に戻って直せばいい。遠回りに感じるが結局それが効果的。
まず相手がいる。その相手をだますことを癖にする。そこからはじまる。巧いドリブルに正解はない。細かいタッチでも、ゆっくりでも、スピードでも・・・あるのは、相手の脳を上回っているかどうか。
球際での攻防の全てで、相手よりも早く触り続けていけるのならば、身体能力的なスピードという概念は違ってくるはずだ。ある指導者は言います。
「メッシが巧いのは、 小さい頃から試合の中で、生きたドリブル練習をずっとしてきているから。」
チャレンジするならミスもある。だから磨かれるものがある。