15:ドリブルの円とは?

自分がコントロールできる円

あらゆる球技において、「自分がコントロールできる円」が勝負を分けます。しかし、サッカーでは少し異なるようです。

バスケットボールでは、「自分がコントロールできる円」の中でドリブルします。自分の円からボールが出るときは、パスかシュートかコントロールミスしたときです。

アイスホッケーでも、1.6mぐらいのスティックを扱える範囲が「自分がコントロールできる円」になり、その円の外にパックがでると氷上に摩擦がないため、パックは滑ってどこかに行ってしまいます。この競技でも、自分の円からパックが出るときは、パスかシュートかコントロールミスしたときです。

ラグビーなら尚更、離れたボールはどこかへ転がっていきます。野球のピッチングでも、ゴルフでも、格闘技でも、「自分がコントロールできる円」の中でプレーすることは重要です。

サッカーもそうあるはずですが、少し異なるようです。

 

円の外のドリブル?

サッカーでは自分の円の外にボールが出ても摩擦で減速し、相手より先にボールに触ればドリブルになります。相手より先に触り続ければ、円の外に出たボールをドリブルに変えていけます。

他の競技と違い、円の外に出るときはパスかシュートかコントロールミスにはならず、コントロールしているという結果?認識?錯覚?におちいってしまいます。

特にジュニア年代では身体能力の差が大きく、「自分の円の外のボール」を先に触って交わしていく選手。勝つためにそれを賞賛せざるえない指導者、保護者。そして子どもたちも、そういう活躍をすることが、サッカーを上手いと勘違いしてしまいます。

しかし、それは本当に上手いのか?それは身体能力の優位性ではないのか?を見極める必要があります。

同年代の中で圧倒的に速い子どもがいても、大人には通用しない。これはJリーグでは円の外に強い選手でも、世界では全く強みにはなっていないことと同じだと思います。

円の外でボールを扱うことは、自分より同等または格下の相手には通用しても、自分より格上の相手には通用しません。

 

円の中のドリブル

しかし「自分の円の中」で強さを発揮できる子どもは、大人の中でもプレーできます。

そのためには、育成年代で「円の外」の勝負で負けることがあっても、それは「自分に才能がない」などと決して思わないように、子どもたちに「上手いとは何か?」を知ってもらう必要があります。

それを理解している子どもは、現時点の体格差による負けなど、意に介することもなく、他の競技と同じように「自分のコントロールできる円」の中で、圧倒的なスキルを磨いていきます。

円の外で勝てても、円の中が下手な選手は上手いとはいえない。

自分の円と相手の円が重なった瞬間に、相手よりも0.5秒でも先に触っていくのは誰なのか?

自分の円の中では無敵になる。

 

この部分は「FC Salva de Souza」「Salvaドリブルスクール」のトレーニングで、白井監督が子どもたちの個の成長のために大切にしている部分です。

 

WRITER-KUME

 


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