06:セルフコーチング能力を育む為には?

チーム練習のない時間に・・・

 

サルヴァの普段の練習では、低学年も含めてどの学年にも関係なく、あえて難しいことを彼らにはたくさん話しています。その狙いは、難しいことを理解しようとしたり、練習を思い出そうとしたりすることで、脳に刺激を与え「考える習慣」を幼い頃から繰り返して、身につけることを目的としています。

その中で、平日の練習がない日に、昨日の練習で言われたこと、今の自分に足りないものを、自ら考える。そして、自らに課して練習をする。チーム練習のない時間に「何を考え、何をするか?」ということ。それは、グランドに来て周りのみんなと同じ時間を過ごすこと以上に、本当の意味で自分にとって、最も意味のある練習になります。

そうした狙いを持つことにより、過去の選手たちから大きく学ばせてもらったことは、周りの環境に左右されて流されるのではなく、いかなる時も

「自分が今、何の為に、何をすべきか?」

「全ての出来事を前向きに捉え、モチベーションに変えて努力できるか?」

といった二つの考え方を常に持ち合わせれる人間は、必ず成長しているということに気がつかされました。言わば「セルフコーチング能力」を育むということです。

 

指導者に認められたい・・・

 

お恥ずかしながら、前チーム時代は365日24時間という同じ時間量の中で、どこのチームの誰よりもたくさん練習をさせることを大事にしていました。長い時間、子どもたちを監視していることに、どこか情熱を持って子どもたちの為に指導をしているというふうに勘違いしていた時代がありました。

指導者として「俺たちはこんなに練習しているんだ!」という安心感を得る為に、週7回の活動をしていました。その時は、毎日長時間、選手に付きっきりで、懇切丁寧に出来るまで何度も何度も練習をさせ、結果的には確かにみんな「上手くはなったのですが・・・」

その後卒業して、それぞれの進路先での様子を聞く度に痛感したことは、環境が変わり、その選手がいくら積み重ねてきていたとしても、「セルフコーチング能力」が育まれていなければ、本当の意味での成長や指導にはなっていないということでした。

当時、私という指導者の前では皆が一生懸命「上手くなりたい」と頑張ってくれていると思っていました。しかし、実際のところは、選手自身が「自分の為」と言うよりかは、その「指導者に認められたい・・・」「そうしなければならない・・・」という言わば、強制の中で「自分の心」を置き去りにさせてでも、彼らを頑張らせていたということに、後から気づかされました。

そのような苦い経験を、昔の子どもたちから学ばせてもらったおかげで、今の指導方針や活動内容も徐々に変化していったという経緯があります。

 

 

何の為に、何をすべきか?

 

今では、サルヴァの練習は基本的に平日週3回の練習と土日(少なくともどちらかは試合)なので、各カテゴリー週4~5回の活動があります。そして、この練習のない日。試合のない日。「何もない時間に、子どもたちがどう行動するのか?」ここを、とても大切に思っています。

「自分が今、何の為に、何をすべきか?」

チームの指導内容を、自分で噛み砕いて考える時間。考えたことを、空いている日に自分の意志で練習する時間。そうあるために「指導力の高い指導者とは何か?」を考えると、もちろん一概には言えないと前置きした上で…

それは、練習が終わって次の練習に来るまでに、その子の頭の中から言われたことが、離れないような指導だと思っています。「早くボールに触りたい。次の練習が待ち遠しい。今すぐにでも言われたことを始めたい・・・」

本当の意味での練習とは、指導者も親も見ていないところで 、「自分から望んで始める」ことこそが一番の練習である。指導者はそれを「与えて気づかせる」 ことが大きな役目だと信じています。子どもたちの 高いレベルのwant(〜したい) を引き出すことによって、「何もない時間に、もっとボールを触りたい」という強い想いを抱かせること。

それは、サッカーを心から好きになってもらうこと。指導者として、子どもたちの「セルフコーチング能力」を育くむこと。

そんな日々を、真剣に楽しみながら子どもたちと向き合っています。

 

FC Salva 代表監督
白井 洸

 


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